太陽便り News

2018.04.02

太陽商会のロゴデザインできました。新年度のスタートに合わせお披露目します。

2018.02.13

(有)太陽商会のネットショップ「お取り寄せiタウン」をオープンしました。

2017.12.05

岩手県版GAPの説明会を開催しました。

2018.02.13 (有)太陽商会のネットショップ「お取り寄せiタウン」をオープンしました。

 EM栽培米「残留農薬0の米」の商標登録1周年を記念して、玄米 5kg/袋と2kg/袋がネットショップ「お取り寄せiタウン」よりお買い求め頂けるようになりました。是非、この機会にご利用ください。
 また、「iタウンページ」にも広告を掲載していますのでこちらも併せてご覧ください。

2017.12.05 岩手県版GAPの説明会を開催しました。

 岩手県庁の農林水産部農業普及技術課よりGAPに関する担当者をお招きし、「GAPの基礎知識と岩手県版GAPについて」ご説明を頂きました。
 GAPのことについて知りたいというリクエストから当日は、農業を営む一般農家の方、農業法人を主体としてお集まり頂きました。
 説明会で使われた資料の一部を抜粋して、それらについて解説しましたので情報共有等にご活用ください。

 はじめに、皆さんが農業生産を行っている農場の様子を思い出してください。
農産物は安全か?
環境への影響は?
作業中のケガは?
品質は?




 なぜなら、農業経営にはそこに記載されているような色々なリスクがあります。
 これらのリスクを減らさないと農業を長く続けていくことができないことから、そういった手助けの手段として「GAP」の考え方があります。





 GAPとは、英語表記の頭文字から取ったもので、「良い農業のやり方」、一般的には「農業生産工程管理」と呼ばれます。







 

 「良い農業のやり方」とは、
食品安全性を確保する為の取り組み
周りの環境保全する取り組み
労働安全の取り組み
 更にこれからの時代は、
家族経営協定を結んで皆で分担する取り組みや外国人実習生への働き方の配慮など人権保護の取り組み
農場経営管理の全体としてきちんと責任者を決める、作業のやり方を教育する取り組み
こういったことがこれからは必要だといわれています。
 そこで、これら悪い状態を良い状態にしましょうというのがGAPです。

 「GAP」の進め方ですが、
農業者自ら、自分の生産について考える。
そして、まずいところがないか点検項目を決めて(Plan)、その項目に従って作業を行って(Do)、その実施状況を記録し、見直して(Check)、問題があれば次の作付から改善しましょう(Action)という一連の取り組みを継続することです。これをPDCAサイクルと言います。
一番重要なのが①農作業の点検項目の決定です。農業には、色々な法律が有り、例えば農薬取締法、食品衛生法などこういった法律を犯すことなく作業をしていかなければなりません。これら法律を詳しく勉強するのは大変なので、GAPを活かして取り組みましょうということです。

 「GAP」を実践することによる利点は何か。
従業員のやる気向上、販売先への信頼性向上、資材の不良在庫が減ってムダがなくなった、生産・販売計画が立てやすくなった、品質が良くなった。
こういったことを踏まえるとGAPをすることで経営改善に効果があるということです。




 GAPはPDCAサイクルを継続して取り組みことで段々と改善レベルが良くなっていくことです。








 「GAP」には2段階あります。
 先ず、「良い農業のやり方」を自分で実践してみることです。GAPをするということです。
 その次に、実践していることを証明すること、これはGAPを取る又はGAP認証を取るという言い方をしますが、これは農産物の売り先からGAPを取って欲しいと言われたときにとるものです。GAPには色々と種類があってお金を払って審査して認証を取るというのがあります。ですのでコスト面を考えるといきなり認証まで取らなくても良いと考えます。認証を取ったからと言って、高く販売できるとかブランド化に結び付くものではありません。
 なぜならGAPというのは、特別な取り組みをするのではなくて、農業者がきちんとやるべきことを示したものだからです。当たり前のことをやってくださいということなので、農産物を高く買ってもらうことには繋がりません。
 そこで県の推奨は、先ずGAPをすることです。やり方については、お金を掛けずに県などの指導を受けながら取り組むことができます。

 GAPには色んな種類があります。
 世界的に通用するものとしてグローバルGAPがあります。世界120か国でこの認証が取られています。農産物を輸出する際のグローバルGAPに取り組んでいる証明となります。
 それから日本でできたものとしてASIAGAPがあります。日本から農産物を輸出する際の証明となりるもので今年から始まっています。
 続いて、以前からあるものとしてJGAPがあります。これは日本国内で農産物を流通する場合に使われます。
 この3つは、認証機関が審査を行って認証する仕組みになっています。
 それ以外として、岩手県には岩手県版GAPがあります。比較的に取り組み安い手順となっています。農水省が作ったGAPのガイドラインに完全準拠しており、その中身に沿って取り組み県がその状況を確認します。県としては、岩手県版GAPに取り組むことを推奨しています。慣れてきたら必要に応じて認証取得の方にチャレンジしてみてはどうでしょう。

 GAP認証を受けるための費用になります。
 グローバルGAPを個人で取ろうとすると審査・認証費用で20~40万円掛かります。更にコンサルタントによるGAP取り組みの支援を受けるとなると40万円程度掛かります。自分で勉強して取り組む場合でも数十万円程度の費用が掛かると言われています。
 アジアGAP、JGAPを個人で取ろうとすると審査・認証費用10万円、コンサルタント費用30万円程度になります。
 審査・認証費用にはある程度の幅がありますが、これは審査に掛かる時間によって変わるもので、品目や圃場の規模に左右されます。
 これだけの費用が掛かりますので、売り先から認証取得を求められたら取得する方が賢明でしょう。
 但し、最近の流通業界、小売業界は、認証取得を生産者に求める動きが始まっています。イオングループはグローバルGAPを、セブンアンドアイグループはJGAPを求めています。

 お金を払って認証まで取るのは難しいという方が大半ではないでしょうか。そこで県は岩手県版GAPをお勧めしています。
 中身は、3段階に分かれています。
 先ず、①県版GAPベーシックという最低限のチェック項目からなる入門編です。
 次に②基本様式とはGAPとして必要な取り組み項目を一通り網羅したものです。
 そして③は、基本様式とレベルアップ様式を合わせたもので、これは農水省がGAPに関するガイドラインを作っていて、県版GAPの基本様式とレベルアップ様式の中身を取り組むことによって国のガイドラインに準拠したものとして農水省が判断します。よって、県としては②基本様式に先ず取り組み、それができた方には③のレベルアップ様式まで取り組むことを勧めています。

 ③の基本様式とレベルアップ様式ができた方には、その状況を県が確認する制度を今年からやっています。
 これまでは農家の方が自己点検をしていましたが、しっかりやりたいという声を受けて県が見に行って確認します。
 その確認は、無料です。
 県版GAPは、ご覧の通り12のポイントで構成されています。


 これは岩手県版GAPのチェックシートの一部です。
 チェックシートに取り掛かる前に、マニュアルがありますので最初にそれを読んで勉強した上で行います。
 チェックシートには目的とその項目が書かれています。そしてそれに対する具体的な取り組みのチェック内容が示されています。
 その内容に一つでもチェックが入ればその項目はできていると判断します。
 但し、項目の中に赤枠の白抜き文字で「必ず全部守ること」と書かれている場合は、全ての内容にチェックが入らなければなりません。

 県版GAPの確認制度ということで、今まで農業者へ「自己点検」ですよ、ということで無責任なところがありましたが、より確実で経営改善につながる取り組みにするため、第三者である県が取り組み状況を確認することを今年から始めました。確認手続きに係る経費は無料です。個人でも団体でも申請可能です。
 県版GAPは、「GAPをする」と「GAPを取る」の間にある橋渡し役で、「まだ認証取るには早いんだけれど、ちゃんとできているか見て欲しい」という方に活用して欲しいです。

 県版GAP確認制度を利用する場合の流れになります。
 先ず、県版GAPの中身を理解して、必要な書類やマニュアル等を揃えて、普段の農作業の中でGAPを実践して、記録して、見直して、必要があれば改善します。取り組みがしっかりできているか自己点検して、県に見てもらいたいという段階で確認申請をします。
 尚、県に確認申請する前にお住いの地域の農業改良普及センターにアドバイスを受けてください。


 申請を受けたら県の職員が現地調査に参ります。その結果を県庁に報告して審査委員会を開催し、認められれば登録証を交付します。






 まとめると「GAP」を始めるためには、自分で農場のリスクを考えて改善することが大事です。
 でも、何から始めればいいの分からない方のために、予め決まっている点検ルールである県版GAPなどの各種GAPのチェック項目を使うと簡単に取り組めます。尚、あくまでもチェック項目はGAP実践の「道具」でしかないので、チェックしたからそれで終わりではなくて、チェックして拙いところは直すことが一番大事です。
 後は、様々なGAPがあり、レベルも異なりますので、どこまでやるかは農場の状況や出荷先の要望により決めます。
 県版GAPは、容易に取り組める内容です。先ずは、県版GAPからでも取り組んでみましょう。何もやらないよりはマシです。

 「GAP」についてもっと知りたい、取り組みを始めたいという方は、県の農業改良普及センターにご相談ください。
 今後、県では認証を取得したいという方へ無料で指導できる人材を養成する予定です。





 最後にまとめですが、
 「GAP」とは農業経営のリスク低減のための取り組みです。農作業をルールを守って実施し、継続的に改善します。単なるチェックシートにチャックするだけではありません。
 先ずはGAPをすることが大事です。必要があれば認証をとりましょう。
 県版GAPの取り組みや、GAP認証の取得については、農業改良普及センターが支援しますので利用しましょう。