有限会社 太陽商会
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2017.09.26 改正JAS法についてできるだけ分かりやすく解説しました。

 

JAS制度の見直し方向~JASを活用した輸出力の強化

 現行のJAS制度ではJAS規格は、日本のサプライヤーの品質管理基準、バイヤーの調達基準等に採用されています。
 食材の本物志向が重要視される中、日本産品の品質や特色、事業者の技術や取り組みなどの強みを海外に売り込むためには、規格・認証の活用が重要かつ有効です。
 海外で知られていない日本産品の説明の後ろ盾としてJAS規格を用い、確かなものであることを担保に活用すれば、海外取引の円滑化、輸出力の強化にもつながり、これを足掛かりに国際標準化を推進して行くものです。
 

 

強みのアピールにつながる多様なJAS規格の制定

 現行のJAS規格の対象は、モノの品質のみでしたが、今回の改正により、モノの生産方法、試験方法、事業者による取り扱い方法など、「モノ」から「方法」、それを満たす「事業者」まで広く対象にしています。その拡大分を図で示しています。
「モノの生産方法の規格」として産品の製法を規格化することで本物を類似品と差別化します。
「事業者による取り扱い方法の規格」として例えば、鮮度保持するために低温保管・輸送方式を規格化し、その能力を有する事業者を認証します。
「モノに関する試験方法の規格」として例えば、魚に臭みが出ない養殖技術について臭み成分の統一的な測定・分析方法を規格化します。
 

 

国際的に通用する規格・認証の活用

 規格化の相談の窓口を設けて、相談に乗り規格化が適当な場合、官民連携の体制で以て規格化へ持って行きます。このような流れで規格検討の初期段階から国際化を視野に取り組んで行きます。
 JASマークの表示については、JASマークの信頼性を高める狙いとして認証内容が分かる標語をマークに表示する見直しを行います。
 

 

影響力の強化に向けたJAS規格の国際化対応【重要ポイント】

 海外での浸透・定着しているJAS規格のデファクトスタンダード(事実上の国際標準)は少ない。国際的に知られているトヨタのカンバン方式は正にデファクトスタンダードです。
 JAS規格の海外での普及に向けて、GFSI承認規格取得者のJAS認証基準の緩和については大事なポイントです。
 基本は、コーデックス規格に準じ、ISO規格の技術的基準を取り込んで行くことです。
 GFSI承認の日本流通機関の会長はイオン、その下に全てのスーパーマーケットがあって、海外にセブンイレブン始め多くの流通末端が今、東南アジアにどんどん店舗を出しています。そのほとんどがJ-GAPやG-GAPの認証を取得しています。
 GFSIが認めているのは有機とG-GAPであり、そこへ日本のJ-GAPが日本の規格としてGFSIに認めてもらおうとしています。このような動きから政府は、ある程度の管理能力を持っていれば有機JASの認証を取りたいという人たちにJASの認証基準を緩和しようとしています。
 JASそのものをアジアでの国際規格にしようとの目論見がそこにあるのです。
 

 

国際的に通用する認証の枠組み

 現行のJAS規格(モノの規格)から見直し後はJAS規格を国際規格化する、そして国際規格の認証を行える機関として認定するところがFAMICになるのです。FAMICに権限をかなり強くした法律に改定されました。こうすることで国内事業者が認証を取得しやすい環境を整備します。